ビブラートの練習をする前に!
ひと口にビブラートといっても色々と種類があります。
まずあなたが歌いたい歌はなんでしょうか?
もしあなたがROCKやPANK、RAPなどが歌いたいのであればビブラートは必要ありません。
この殆どのアーティストはビブラートは使っていないのです。
逆にあなたが歌いたい歌が、J-POPやR&Bだった場合、ビブラートは必ず身に付けた方が良いでしょう。ビブラートが使えるようになると、とても強い武器になります。
ここで簡単に説明をしたいのですが、ビブラートといっても色々と種類があります。
厳密にいうと音の揺らし方が違うのです。
演歌でいうこぶしの場合、音を強く大きくゆっくり揺らします。
J-POPなどで歌われるものは、演歌のこぶしより小さく早く揺らします。
R&B(特に洋楽)の場合はJ-POPより細かく早く音を揺らします。
この三つ全てビブラートの出し方が違うのです。
ちょっと難しいかもしれませんが、
練習するに連れて自分なりのビブラートが生まれて来るのです。
ビブラート練習法
その練習法は意外と難しくはありません。
音程が取れないそのAで練習しているアーティストの歌を良く聴いてみて下さい。
どこの部分でビブラートを使っていますか?どんな感じで使っていますか?
どのくらい音が揺れていますか?どれだけ伸ばしていますか?
まずは良く聴く事からです。ここでも繰り返し聴く事が大切です。
繰り返し聞けば、なんとなく頭の中でイメージ出来るようになります。
イメージ出来るようになれば今度は一緒に歌ってみましょう。
この時もヘッドホンを片方の耳だけにするのがポイントです。
アーティストのビブラート部分の音の揺れを真似てみましょう。
最初は喉のどの部分をどのように使ってビブラートをするか全く分からないと思います。
しかし、この理屈を分かったからといってすぐには出来ないのです。
まずは何も考えず、聴いている歌のビブラート部分の声をひたすら真似てみましょう。
徐々に喉のどの部分を使えば、同じように声が揺れるのかが分かってくるようになります。
ビブラートの出し方が分かって来たら…
ビブラートの出し方が分かって来たらキレイなビブラートを目指しましょう。
最初はいくら練習しても上手くビブラートを出すことはできません。
徐々に何となくどの部分を使えばアーティストと同じように声が揺れるのが分かってくるのです。その為には繰り返しアーティストのビブラート部分を聞く必要があります。
そこでビブラートの出す感覚が分かってきたら今度はキレイなビブラートの練習をしましょう。
最初はビブラート部分を意識している為にビブラート部分が目立ってしまします。
演歌を歌いたいのであれば別ですが、
JーPOPなどを歌いたいのであればビブラートは目立ち過ぎてはいけません。
基本的には弱く優しくです。
そして弱く優しく徐々になくなる感じです。
イメージできますか?今度はこのイメージで練習してみて下さい。
これが分かるようになれば歌は格段と上手く聞こえるのです。
この練習法であきらめずビブラートを身に付けて下さい!